導入事例

クライス 様

2020年5月

従業員30~99名/情報通信

社員間のコミュニケーション強化/コンサルティング

50名規模のIT企業としてシステム開発を行うSE集団である株式会社クライスに、エンゲージメント向上サービスを導入したきっかけや、導入後に具体的に実施した内容について、導入責任者である小林さんにお伺いしました。

お話し頂いた方

株式会社クライス

東京事業所営業部 小林 潤平さん

エンゲージメントとは何かから学びました。

ー小林さんの会社における役割とエンゲージメント向上に携わるきっかけを教えてください。

小林様:弊社は、東京と栃木の2拠点にて、それぞれ地域内の企業におけるシステム開発や、地域を横断した開発業務を行っています。比率は全体の2/3が東京です。私は東京事業所の営業担当として、東京エリアの企業からの受注業務を行っています。弊社は、一般的なIT企業と同様に、技術者集団であり、コンピューターを相手に仕事をする環境から、一人ひとりの独立意識が高く、スキルが上がると離職や独立を考えやすいという問題をかかえておりました。たまたま自分が新聞を読んでいて、エンゲージメントという言葉を見て、ネットで調べているうちに、離職率防止や、働きがいの向上、社員のやる気アップにつながるとわかり、社内プロジェクトとして進めたいと社内提案を行いました。

ーなぜRUFTを選んだのですか。

小林様:ネットでいろいろ調べました。全くノウハウもなく、人的なリソースも足りないことから、ITの活用を考えておりました。実際にSlackやグループウェアを使って業務の効率化は進んでおり、その延長線上で、何かいいアプリがないか探しました。たまたま知人からRUFTのことを知り、丁寧な対応でしたので、RUFTにお願いしました。

ーどのように進めたのですか。

小林様:初めに、エンゲージメントとは何か、エンゲージメントを向上させるとどうなるのか、エンゲージメントを向上させるためには何をすべきかレクチャーを受けました。社内コミュニケーションがキーであるとわかりましたので、RUFTのメニューに従って、社内コミュニケーションを含めた総合的なエンゲージメント調査を依頼しました。社員全員に調査票がWEBで配布され、15分程度のアンケートに答える形でした。全員分のデータをRUFTが集計して分析してくれました。分析結果は報告会の形で、社長はじめ社内プロジェクトメンバーと共有しました。

調査結果を見たら問題点がはっきりしました。

ー調査結果はどうだったのですか。

小林様:満点が7点なのですが、どの質問も4点程度と平均的でした。まあ、こんな感じかなといったところでした。RUFTでは、社内コミュニケーションを8つの軸に分けて分析するのですが、ミドル層のコミュニケーションの点数が低いこともわかりました。RUFTから、経営層とミドル、ミドルと一般社員のコミュニケーションの強化によって、全体的な点数が4点から5点以上にあがれば、社内の雰囲気ががらっと変わりますと指摘があり、RUFTの提案に従って、アプリ導入前にコンサルティングを受けることにしました。

ーコンサルティングを受けてみて、社内の雰囲気は変わってきましたか。

小林様:この手の話はすぐに効果が出るという訳ではありませんので、コンサルタントと一緒に考えたコミュニケーション施策を地道に進めています。弊社は6月決算の会社で、毎年7月に全社員集会で年度の方針説明を実施します。その機会に、社員間のコミュニケーション強化を社長のメッセージとして打ち出す予定です。テレワークの時代になり、その点も踏まえて、IT企業として来期の運営を大きく変えていきたいと考えています。

アプリの利用も考えています。

ー来年度の施策で何か具体的な内容はありますか。

小林様:RUFTは、社員間のコミュニケーション専用のアプリがあり、社員がこのアプリを使ってチャットしたりサンクスカードを送ったりできます。上司は、メンバーのコミュニケーションの状況をデータとして集計できます。弊社はパソコンでSlackを使っていますが、ちょっとしたコミュニケーションでは、むしろスマホを利用することを考えていました。RUFTを併用することで、柔らかいムードを作っていくことを考えています。LINEや他社のサービスの利用も考えています。いろいろ使ってみて、自社にとって最適な形を見つけたいと思っています。

ー最後にエンゲージメント向上を実際にやってみて注意点やメッセージはありますか。

小林様:新しいツールを導入することは、社員にストレスを感じさせます。せっかくやる気を出そうと進めてみても、面倒になると逆効果です。弊社は、全くの素人でしたので、できるところから順番に進めています。調査して、問題点をはっきりさせて、必要なコンサルティングを受けて、施策を実施する。テレワーク時代に、アプリもうまく使いながら効率的にエンゲージメントを高めたいと考えています。

ー本日は、ありがとうございました。

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