導入事例

株式会社エイ・クリエイション 様

2021年10月

従業員100名~299名/IT企業

社員コミュニケーションとエンゲージメントの組織診断

1990年の設立後、2011年12月に更なる業務拡張を図り、アクロネットグループに参画し、社員数150名以上の企業へと急成長を続ける株式会社エイ・クリエイション。IT技術会社として、「高品質のモノづくり&サービスを」をモットーに、社員一人ひとりが、新しい技術を探求し、新しい価値を創造することを目指しています。東京、大阪、広島の3拠点で事業展開し、コンピュータシステムの設計、開発、運用、保守他のIT関連業務を幅広く行っています。親会社のアクロホールディングスを中核に、「ゆるやかに連動しながら成長を続ける企業集団」として、約60社、総社員数1,100名という大きな組織を形成しています。アクログループの最大の特徴は、グループ会社それぞれの経営・事業戦略を尊重し、全く新しいIT業界の企業集団経営のもと、大きく成長している点です。そのミッションは、「ITトータルサービスをお客様に最大限提供し、社会貢献を果たす。」であり、社員は、グループバリューである「社員一人一人が創造力とチャレンジ精神を有する。」を大事にして、生き生きと働いています。まさに、アントレプレナーシップ(起業家精神)溢れる企業集団であり、自分が希望すれば、「社長になれる」、「起業できる」、そんな未来を与えてくれる会社です。今回、コロナ後のテレワーク環境もあり、コミュニケーションの状況が心配であること、離職率を下げる方法がないかという問題意識の中で、RUFTの社員コミュニケーション診断、エンゲージメント診断の依頼となりました。RUFT調査を行った感想を小野会長、日置社長、横溝副社長にお伺いしました。

 

お話し頂いた方

株式会社エイ・クリエイション

取締役会長    小野 賀津雄様
(株式会社アクロホールディングス 代表取締役CEO)
代表取締役社長  日置 邦宏様(お写真)
代表取締役副社長 横溝 伸二様

離職率が気になり診断を依頼しました。

―なぜ、今回診断を希望されたのですか。

小野様:アクロネットグループ創業者の石田から、RUFTの紹介を受け、エンゲージメントやコミュニケーションについて組織調査するなら、エイ・クリエイションでやってみようと考えました。エイ・クリエイションは、2011年にアクロネットグループに参画した会社ですが、今日まで、活発な新卒採用、中途採用によって、急成長を遂げています。そのためか、ある程度は仕方がないことですが、離職も気になりだしました。そこで、実際に組織を調査、診断してみて、どんな打ち手があるかを考える機会を得たいと思い、RUFTに依頼しました。

-離職について気になる点はどんな点ですか。

日置様・横溝様:新卒採用、中途採用の両方で、人員を増やしています。業務的には、お客様先に常駐するケースも多いのですが、新卒については、ITの技術が少しついてきて、周囲が見えてくると、常駐先で他の会社の人との雑談の中で、会社の話になります。「隣の芝生は青く見える」ではないですが、入社3年目くらいで、せっかく育てて、これからというタイミングで退職する人がいます。これ以外では、新卒で会社に入って、ITの仕事は自分に向かないなと判断して1年未満で退職するケースもあります。これからという人材が去っていくのは、とてももったいない気がしており、少しでも離職者を少なくしたいと考えています。

-社員のコミュニケーションはどうですか。

日置様:コロナがあって、テレワークになり、どうしてもコミュニケーションは減りました。コロナ当初は少し困りましたが、最近は、現場には、オンラインの仕組みをうまく活用して円滑に行うよう指示して問題なくコミュニケーション出来ています。コロナ前は、自分も社員の現場を訪ねて、メンバー集めて一緒にランチしたり、気になる人がいれば、機会を捉えて、個別にランチしたりしてコミュニケーションをとっていました。全体的には、風通しよく、コミュニケーションはいい会社だと思います。

RUFT組織診断は実態を表していました。

-調査結果をお聞きになってどうでしたか。

小野様・日置様:実態にあっていると感じました。予想通りの結果でした。コミュニケーションの実態についても、その結果としてのエンゲージメントについても、自分達が感じている通り、数値で明確になりました。コミュニケーションとエンゲージメントとの間の相関性が分かりやすく、他社比較によって自社の位置がわかり、更に、社員の分布や、組織単位の分析も、会社全体の状況とそれぞれの組織の状態、特徴をよく表していると思いました。

-調査全体についてご意見はありますか。

横溝様:今回、社員からのアンケート回答を回収するのに時間がかかりました。最終的には、80%程度の回答が得られ安心しました。部署によって、ほぼ全員が回答した部署、回答率が少し低めの部署、ばらつきはありました。その意味では、組織単位の分析では、回答率があまり高くないところは、この手の調査にあまり協力的でない社員、つまり多少ネガティブな社員が回答していないと推測すると、ほぼ全員が回答した部署に比べて、実態より高めのスコアがでているかもしれません。

改めてコミュニケーションが大事ですね。

-理念を社員は理解していますか。

日置様:M&Aによる成長もあり、もともと、異なる文化であったため、理念の浸透は難しいと感じていました。しかし、時間の経過とともに、少しずつ全員に理念が浸透しています。アクロネットイズムという、我々には、素晴らしい起業家精神があります。ミドル層とは価値観を共有できていますが、ミドルと一般社員との間の価値観の共有は、もっと進めたいと考えています。社員の離職にしても、個別の事情があると思います。もっと早く相談してくれればというケースもあります。価値観が共有されていれば、それぞれの事情や悩みを共有し、解決も出来ていくと思います。

-最後にRUFTについてご意見はありますか。

小野様:ちょうど、リーダークラスと、離職の件について話し合うことにもなっており、今後の取り組みに今回の調査結果を使っていきたいと考えています。報告書には、どうしたらいいかという具体的な施策が、コミュニケーションの8軸で明確に記載されています。リーダークラスと、コミュニケーションとエンゲージメントにおける問題を共有して、今後の進め方を話しあっていきたいと思います。RUFTとも、今回のご縁を維持しながら、アクロネットグループの他の企業における組織診断や、人材はどんどん採用していきたいので、RUFTの採用サービスも活用しながら、よりグループが大きく成長できればと考えています。

-本日は、ありがとうございました。

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