導入事例

ブルーマン 様

2020年9月

従業員29名以下/旅行代理店

社員のエンゲージメントとコミュニケーションの可視化/RUFT調査

テレビの海外ロケ隊、国内ロケ隊の旅行手配アレンジを中心としたサービスを行う旅行代理店であるブルーマン。撮影隊という特殊な手配業務のプロフェッショナル集団として、これまで数多くの仕事を行ってきました。ロケの日程変更や、様々なリスクに対して、撮影隊のスケジュール管理、移動手段の手配、機材の運搬等、広範なサービスを手掛けています。RUFTエンゲージメント調査を実施された目的と実施後の感想を衣本社長にお伺いしました。

お話し頂いた方

株式会社ブルーマン

代表取締役 衣本 広一様

コロナによって仕事が大きく変化しました。

ー衣本社長が、RUFTエンゲージメント調査をされたきっかけを教えてください。

衣本様:当社は、東京を拠点として、テレビ関係で、海外や国内にロケにいく撮影隊の旅行を手配するという非常に特殊な業務を担っている会社です。渡航スケジュールの企画、移動手段の確保、撮影機材の運搬、急な変更に対する対応等、撮影隊というスケジュール変更がつきものの出張に対して、旅程を提案、管理して、撮影を成功させる仕事です。コロナが起きる前は、当社のプロフェッショナルな知識やネットワークを頼って、多くのお客様からのご依頼を受けておりました。コロナが発生し、ロケそのものが中止となり、ビジネスがストップしてしまいました。一度、全員の気持ちを確かめ、組織や制度も変更して、新たなビジネスへ一体感をもって進みたいと考えておりました。

ーなぜRUFT調査を選んだのですか。

衣本様:取引銀行の以前のご担当者で、ご担当を外れてからも親しくしている方からRUFTの紹介を受けました。RUFTのホームページを見て、そこに記載されていた『Love-Based Company -ガゼル企業成長の法則-』を早速アマゾンで購入して読みました。自分を取り巻く状況が大きく変化しているときなので、貪欲に様々な情報を得ながら経営したいと考えていたからです。実際に、RUFT調査の説明をお聞きして、エンゲージメントの考え方、社員の仕事に対する満足感、組織に対する帰属意識、情熱、働きがいを調査する方法、調査結果の活用方法、そして、その根本原因が実は社員のコミュニケーションにあることの説明を受けました。Love-Based Companyは、理念を大事に、理念を社員と共有して、社員の成長と一体感を演出する方法ですが、社員がばらばらになりがちな状況でしたので、これは面白いと感じました。既存事業と新規事業のチームを分けて運営を行っておりましたので、それぞれのチームメンバーがどんな気持ちなのかを知ることができる点が魅力的でした。点数化されて、コミュニケーションやエンゲージメントのどこがいいか、悪いかが通信簿のようにわかる点もやってみたいと感じさせました。RUFTから説明を聞いたその場で実施することを決定しました。

ーどのような流れでしたか。

衣本様:大きな組織ではありませんでしたので、私が全て説明できることから、説明の後、すぐに、私へのインタビューとなりました。当社の組織、事業モデル、コロナ下における問題点、社員とのコミュニケーションの現状といった点を中心にお話ししました。その次には、社員に対するアンケート調査となりました。小規模な組織ですので、属性分析は行わないことにしました。匿名の調査ですが、社員は、自分の回答が何らかの形で特定されることを心配します。そこで、個人の特定はできない仕組みであることがアンケート調査票に記載されていること、実際に特定される仕組みではないことを自分が確認し、調査を開始しました。結果として、全員回答してくれました。

調査結果は本当に実態を表していました。

ー調査結果はどうだったのですか。

衣本様:自分が社員との会話で、感覚的に捉えていた通りの結果でした。点数で可視化されて、非常に納得感がありました。当社の仕事は、特殊な仕事であり、仕事そのものに面白さや、やりがいがあります。結果はその通りでした。仕事に対する満足感やエンゲージメントは、他の企業と比較して高い数字でした。しかし、コミュニケーション全般については、コロナの影響が大きく出ていました。自分から社員への情報連絡についての満足感は高いのですが、社員同士は、うまくコミュニケーションできていない様子も伺えました。コミュニケーションについては、何らかの手を打つ必要性を感じました。

ー調査結果で気になる点はありましたか。

衣本様:社員の生の声を読むと、いろんな気づきがあります。それぞれの発言は、要望や不満、建設的な意見と様々です。そういう意味では社員の声に耳を傾けることの大事さを改めて実感しました。社長の自分が方針を考えて、社員にきちんと伝えて、前に進める。こういう状況だからこそ、社員とのコミュニケーションをもっと密に取る必要性を感じました。

これからが大事ですね。

ー調査結果を利用して次のアクションはありますか。

衣本様:今回の調査によって、自分が考えて実行してきたことの有り様が良くわかりましたので、次の手をどう打っていくか、これから考えていきたいと思います。RUFTからの提案をもとに、コミュニケーションのあり方を見直していきたいと思います。自分がリーダーシップを取って、社員のコミュニケーション満足度があがり、社員が一体感をもって、そして成長を感じられるような組織、つまりLove-Based Companyに変革していきたいと思います。

ー最後にRUFT調査を実際に実施して注意点やメッセージはありますか。

衣本様:当社のような大きくない組織では、コミュニケーションは意識しなくてもうまく取れると考えていました。予想通り、うまくいっている部分は多かったですが、やはり、コロナによる突然の変化で、難しい局面は多いです。今回の調査によって、組織規模の大小を問わず、コミュニケーションの大事さ、それぞれの組織規模に応じた工夫、特に、コロナの状況では、今まで以上に意識的な工夫が必要であることがわかりました。初めてコミュニケーションの実態を可視化することで、経営者として次の展望が見えてきた気がします。

ー本日は、ありがとうございました。

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