導入事例

株式会社ナガサワ文具センター 様

2022年9月

従業員30~99名/文具・事務用品、オフィス関連総合販売

社員のエンゲージメントとコミュニケーションの可視化/RUFT調査

株式会社ナガサワ文具センターは、『文具(ステーショナリー)、事務用品を商社的発想にもちつつ、当社人財を通じて文化と環境の高揚と創造に貢献する』という社是の下、140年という年月を、神戸を中心に活動されている企業です。創業1882年(明治15年)以来、地元神戸を始め、近畿一円に『三宮ナガサワ』と親しまれています。創業130周年の際に、社員自ら『NAGASAWA SPIRIT 13憲章』(クレド)を作られ、カードを全社員に配布し、10年に渡り、浸透に取り組まれています。理念を浸透させるための社員委員会活動も継続され、一丸となって、会社を良くするめの活動に取り組まれています。ビジネスにおいては、従来のステーショナリーの良さを生かした製品、そして新しい時代に適応したIT関連用品、カルチャー関連用品等、お客様のニーズに幅広く応えながらビジネス展開されています。組織の健康診断の話を聞き、一度、データによって、きちんと組織の状態を見てみようと、RUFT診断を実施されました。長澤社長と藤原取締役に、実施後の感想をお伺いしました。

 

お話し頂いた方

株式会社ナガサワ文具センター

代表取締役社長 長澤 宗弘様(お写真)

取締役経営企画室 室長 藤原 洋様

委員会活動で会社の一体感を醸成しています。

―長澤社長が組織の健康診断をされたきっかけを教えてください。

長澤:私は、社員に様々な経験を積んでほしいという思いで、私から行動を押し付けることなく、社員の考えや意見、自主性、自発性を尊重するようにしています。運営職4名を中心に、4名の連携のもと、それぞれの事業運営を任せています。理念も「憲章」という形で明文化し、従業員が毎年交替しながら、自主的な委員会活動の形で、理念を実践・深耕化するために、様々な社内イベントを企画してくれます。会社の一体感も生まれています。一方で、会社をもっと良くしていくために、社員の会社に対する気持ちをきちんと調査して、その実態を知りたいと考えました。そこで、外部の専門家に調査を依頼することにしました。

―エンゲージメント調査をご存知でしたか。

長澤:聞いたことはありましたが、詳しくは知りませんでした。取引先から、組織の健康診断である「RUFTエンゲージメント調査」を紹介されました。RUFT様から、エンゲージメントやコミュニケーション、そしてこれからはイノベーションが大事であるという説明を聞きました。エンゲージメントは経営において重要であることとは当然として、そこにコミュニケーションやイノベーションが関係していることも理解しました。RUFT様による、年一回の「組織の健康診断」と言われる調査を通して、組織を徹底的に調査する点も気に入りました。

―調査方法はどんな感じですか。

藤原:調査は、トップインタビューと社員アンケート(匿名)です。インタビューは、通常は社長に対するインタビューのみですが、敢えて、運営職4名の意見も聞きたいと考え、彼らに対するインタビューも実施してもらいました。事前の質問票に基づきながら、その場の雰囲気によって組織に関する多面的な質問を受けました。アンケートは、2週間程度の期間で、社員から回答を回収しました。社員の協力もあり、期限内に全員から回答を得ることができました。

思い描いていた結果でした。

―調査結果はどうだったのですか。

長澤:エンゲージメントとコミュニケーションの他社比較では、当社の位置が明確に分かりました。コミュニケーション力については、自分のイメージと一致していました。イノベーション力については、より改善すべき点も見えてきました。運営職や社員からも様々な意見が集まり、会社をより良くするための糸口が分かりました。

藤原:自分が感じていたことが、データによって明確になった点は良かったです。社員からは、厳しい意見もありましたが、非常に参考になりました。今回の調査に社員が協力してくれたことに感謝しています。

―どんな施策を打っていきますか。

長澤:RUFT様からコミュニケーション力を高める施策として、部門間を跨いだ意見交換会(座談会)や社内報等の提案がありました。イノベーション力については、社員が積極的に提案、挑戦する仕組みを作りとして、イノベーションや新規提案に対する社内イベント、社内プロジェクトの提案がありました。特に、スピリット委員会活動を利用して、コミュニケーションをテーマに、委員会メンバーで議論を重ねていくことを提案され、これは面白いなと感じました。

ずばり、これからどうしていきますか。

―次はどんなアクションになりますか。

長澤:RUFT様から、今回の調査の社員説明用ダイジェスト版や、スピリット委員会メンバーへの調査結果説明会の提案を受けました。具体的にアクションを考えていきたいと思います。RUFT様と相談しながら、会社をより良くするために、前に進めていきたいと思います。

―経営者へのメッセージはありますか。

長澤:「組織の健康診断」は、非常に詳細なデータで、やる価値ありと思います。会社として、出来ていること、出来ていないことが明確になります。一度、試させることをお薦めします。

―本日は、ありがとうございました。

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