導入事例

社会保険労務士法人レガリア 様

2022年8月

従業員29名以下/社会保険労務士

社員のエンゲージメントとコミュニケーションの可視化/RUFT調査

社会保険労務士法人レガリアは、『働くすべての方々の笑顔のために』を企業理念とし、『経営者の良きパートナー』になることを目指し、活発に活動されている企業です。中島代表自ら、日頃の職員との会話の中で、理念について話され、全員への浸透に取り組まれています。お客様企業で、「法令遵守」「業務効率化」「コスト削減」が確実に実施されるように、人事労務管理クラウドシステムを積極的に活用した、「新しい社労士のスタイル」を提案されています。人に係る仕事柄、中島代表自ら、常日頃から、エンゲージメントについても、ネットでいろいろ検索され、勉強されています。そんな時に、RUFTのHPを見つけられ、社労士での導入事例があったことから、問合せになり、今回の調査実施となりました。中島代表に、社労士とエンゲージメントの観点から、調査の感想をお伺いしました。

 

お話し頂いた方

社会保険労務士法人レガリア

代表社員 社会保険労務士 中島 丈博様(お写真)

エンゲージメントはなぜ大事なのですか。

―社労士とエンゲージメントについて教えてください。

中島:レガリアは、2021年3月に開業をしたばかりの新しい社労士事務所です。開業間もないですが、お陰様で、順調に顧客数が増え、対応する職員の採用も増加しています。業務が拡大していく状況で、オフィスも手狭になり、日本橋の新オフィスに引っ越しました。全職員が同じフロアで仕事をすることで、コミュニケーションを良くする環境を整えています。エンゲージメントについては、人事労務の仕事を行っている関係で、お客様からの問い合わせが増えております。すばり、「どうしたら、エンゲージメントを高められるか。」という質問です。エンゲージメントについては、感覚的に分かっておりましたが、調査方法や、向上施策については、よくわかっておりません。そこで、自社のエンゲージメントを測ってみて、実際にどうなのか実験してみる価値があると判断しました。これからの社労士業務にとって、従来業務の効率化提案は当然ですが、更に進んで、お客様のエンゲージメントを高めるコンサルティングビジネスが増えてくると実感しています。そんな自社ニーズから、RUFTを探して、調査を依頼しました。

―RUFTの調査提案を聞いて、如何でしたか。

中島:エンゲージメント調査には、大きく2種類のやり方があります。1つ目は、血圧測定のように、毎週、毎月、スマホのアプリを使って計測する方法です。パルスサーベイと言われています。もう1つは、年一回の徹底的な健康診断、人間ドック方式です。RUFTは、この人間ドック方式による調査会社です。年一回、『組織の組織診断』と言われる、徹底的な調査を行います。得られるデータ量はかなりの量です。科学的な裏付けを取って、独自開発した社員コミュニケーション満足度(ECSと言っています)と社員イノベーション潜在度(EISと言っています)をエンゲージメントと一緒に調査します。すると、面白いことに、ECSやEISがエンゲージメントと相関があります。それらの結果を使って、エンゲージメント向上策を考えていきます。コミュニケーションだけでなく、イノベーションもエンゲージメント要素として考えていることが斬新だと感じました。

―調査はうまくいきましたか。

中島:自分へのインタビューと職員へのアンケートで調査が実施されました。インタビューは、理念やコミュニケーション、評価制度、表彰制度等、組織に関する多面的な質問内容でした。アンケートは、2週間程度の期間内に、全員に回答してもらいました。匿名の調査ですが、個人の特定を心配する職員もあり、なかなか回収は苦労しましたが、ほぼ全員から回答を得ることができました。実は実施時期が、先に述べましたオフィス移転前の忙しい時期であり、心配しましたが、組織の実態を表す、正確な調査が出来たことに、職員の全面的な協力に感謝したいと思います。

「なるほど、こういうことか。」と分かりました。

―調査してどんなことが分かりましたか。

中島:自分の組織が、他社との比較で、エンゲージメントは高いのか、社員のコミュニケーション満足度は高いのか、イノベーション潜在度はどうか、自分達のポジションが明確にわかりました。RUFTの特徴は、エンゲージメントとコミュニケーションの2軸で、「予備軍」、「ミスマッチ」、「情熱家」、「プロ」の4つのタイプに分類して、その分布から組織としてどうすべきかを分析する点です。予想していたことですが、業務柄、「プロ」タイプ(仕事は充実しているが、組織には不満がある)の職員が多いことがはっきりしました。職員からの生の声も、「なるほど、そうなのか。」と合点のいくものが多かったです。普段、面と向かって言いにくいことも、このような調査方法なら、抵抗なく、率直で素直な意見として出てきます。調査データはわかりやすく、組織のいい点、改善点が分かり、エンゲージメント向上のための変革の方向性が見えてきました。

―ずばり、次の一手は何ですか。

中島:RUFTからは、社員のコミュニケーション満足度を上げて、エンゲージメントをもっと高めていくための具体的な施策提案がありました。その中で、創業当初より取り組んでいた、「企業理念の浸透」は重要な施策です。理念については、明確に表明していますが、職員一人一人が、お客様に対して、理念に則り、喜ばれる仕事が出来るように、一層の浸透施策、行動変容を促していきたいと考えています。そのために、RUFTから提案のありました、「エンゲージメント向上委員会」を立ち上げ、RUFTからの定期的なアドバイスによって、組織の活性化、コミュニケーション向上、そしてエンゲージメント向上を考えています。

経営者のみなさん、一度『組織の健康診断』価値ありますよ。

―経営者へのメッセージをお願いします。

中島:先に、社労士という仕事柄、『経営者のよきパートナー』として、組織に関する経営者のお悩みを聞く機会が多いことをお話ししました。エンゲージメント向上は、喫緊の課題です。今回の『組織の健康診断』によって、見えていたこと、見えていなかったこと、データによって、とても分かりやすく把握できました。実際に自分達でやってみて、エンゲージメント向上に、「これはいい。」というのが率直な感想です。ぜひ、お客様にも「こんな調査がありますよ。」とご紹介していきたいと考えています。RUFTは、中小企業目線で、「Love-Based Company」を実現すべく、経営者と社員のマインドセットの変容を通じてコミュニケーション活性化、イノベーション組織への変革を行っているとお聞きしました。社員のマインドセットを変容することは、経営者がやりたくても、なかなかやれないことだと思います。RUFTの方法論で、日本の会社を元気にしてもらいたいと思います。

―本日は、ありがとうございました。

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