導入事例

株式会社博進堂 様

2022年8月

従業員29名以下/トータルオフィスコンシェルジュ

社員のエンゲージメントとコミュニケーション、イノベーションの可視化/RUFT調査

1921年(大正10年)に、文房具卸商社として創業され、トータルオフィスコンシェルジュとして、お客様の働く環境における価値の創造に貢献できるよう、日々取り組まれています。オフィスの移転・新設、レイアウト変更のオフィストータルサポート、OA機器・事務用品の販売のサービスを提供されています。株式会社博進堂は、企業理念に『安心、信頼、満足そして感動』を掲げ、行動指針『すべてのオフィスに溢れる想いと情熱を』とし、『オフィスの新しい文化を創造し、お客様と共に成長』、『すべての社員が高い意識を持ち、挑戦し続ける』をテーマに会社を運営されています。理念と行動指針は、奥田社長が社長就任時に、社員全員で意見を出し合い、見直しに取り組まれ、理念と行動指針を明確にされました。時代にマッチした会社にすべく、社長は日々情熱的に、社員と向き合っていらっしゃいます。今回、RUFTエンゲージメント調査を実施された目的と実施後の感想を奥田社長にお伺いしました。

 

お話し頂いた方

株式会社博進堂

代表取締役  奥田 翔吾様(お写真)

理念と行動指針を大切に経営しています。

―奥田社長がエンゲージメント調査をされたきっかけを教えてください。

奥田:私たちは、創業1921年からお客様と共に歩んできました。現在、社会や働く環境、ワークスタイル等、急激な速度で変化をし続けています。常に未来を見据えて、様々な思いの中で今日に至っております。評価制度も大きく刷新し、社員が幸せを感じ、働きがいがある会社になるように様々な取り組みを行ってきました。月に一度の全社会議や社員とのコミュニケーションを通じて、企業理念や行動指針の浸透、会社の業績等を示しています。今後、会社を成長させていくために、社員が現状に対してどう感じているのか。また。自分の視野を広げていくための材料にしたいと考え、調査を行いました。

―調査はどのように実施されましたか。

奥田:自分たちの取引先である企業様から、RUFTエンゲージメント調査を紹介され、RUFTから詳細な説明を受けました。RUFTの特徴は、エンゲージメントに影響する要素として、コミュニケーションとイノベーションに着目している理論に基づいています。RUFTの根幹である『Love-Based Company』(愛を感じられる会社)のコンセプトに対しても、理念をベースに、会社と社員の相思相愛の関係を高めることに共感を得ました。RUFTは、エンゲージメント指標の結果に対する原因について、追究し、改善提案をしてくれる点も興味を持ちました。

―調査はどのように実施されましたか。

奥田: 調査は、社長に対するインタビューと、社員は、アンケートに回答する方法で調査を実施しました。社長インタビューは、経営で実践していることや社員とのコミュニケーション、評価制度、表彰等について、お話をしました。アンケート調査は、質問に1~7の7段階で社員の満足度を回答する部分と、社員の考えを自由にテキストで回答する部分の2つから構成されていました。アンケートの回答期間は、約2週間設け、アンケート期間中に、自分へのインタビューが行われました。社員全員がアンケートに回答するように事前に説明を行い、協力依頼しました。

調査結果は、自分の考えと一致していました。

―調査結果はどうだったのですか。

奥田:調査結果は、エンゲージメント、コミュニケーション力、イノベーション力、心理的安全性、社員の離職傾向、キャリア価値といった幅広いデータが会社全体として数値化され、提示されました。非常に参考になるデータでした。コミュニケーションとエンゲージメントから、社員を「予備軍」、「ミスマッチ」、「情熱家」、「プロ」の4類型に分類する方法は、わかりやすかったです。RUFTから一般的に「プロ」は、離職傾向が強いと説明があり、経営のポイントを示唆されました。社員の声(自由記述)も社員の率直な意見が聞けて、これからの経営の参考になります。

―調査結果をもとにこれからどうしていきますか。

奥田:RUFTからコミュニケーションを上げて、エンゲージメントを上げるための打ち手の提案がありました。例えば、1on1ミーティングを定期的に行い、社員の悩み、不安を解消することの提案やチーム内のコミュニケーションを活性化するために、「RUFTケア」を導入してサンクスカード(賞賛、感謝)をメンバーに送り合う提案を受けました。また、コミュニケーション力に加えて、イノベーション力の向上についても外部企業での研修(複業留学)の提案がありました。調査結果は、社員とも共有して、一つ一つ解決していきたいと思います。

これからのアクションは何ですか。

―次はどんなアクションになりますか。

奥田:今回、自分たちで実践し、調査から報告までの流れを理解できました。経営課題の解決に役立つとわかったソリューションは、どんどん自分たちのお客様に提案していきたいと考えています。今後は、RUFTから施策展開やサービス利用について、引き続き提案を受けたいと思います。

―最後にRUFT調査を実際にやられてみて経営者へのメッセージはありますか。

奥田:経営者と社員は、仕事への考えや感覚が全く違うと思っています。エンゲージメント調査を通して、自分と社員の考えのギャップを明確に知ることができました。今回のように社員の意見に向き合うことで、自分自身、新たな発見が生まれ、今後の経営に活かすことができ、もっといい会社になれると感じました。

―本日は、ありがとうございました。

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